■木造2階建
一部無落雪屋根
■屋根/GL鋼板折板葺・GL鋼板瓦棒葺・カラーベスト(車庫)
■外壁/タイル貼、GL鋼板角スパン貼
古くから栄えた街並みに間口が狭く細長い敷地を有効に使い(写真①)、明るい空間を作りたいという施主の要望を活かして、広きく天井が高い開放感のあるLDKを中心にした造りになっています(写真③④)。
LDKの立体的な空間から座敷・洗面浴室・中庭・階段・2階寝室・書斎が廊下を隔てず繋がっていることによって家族がどこにいても感じられ、LDKに天窓や(写真④)大きな窓を南面にふんだんに配置して、木本来の明るい色を主体にすることによって各部屋まで明るい開放感のある空間になりました。
又施主の提案で、吹抜けにブリッジを設けることによって(写真④)ブリッジの下は食卓の天井・照明を配置し、上はご主人の書斎(写真⑤)ができ、部屋の大きなアクセントと演出しました(ナイスアイディア)。
窓がとりくい玄関は吹抜けとして(写真②)東・北面からの採光を取り入れました。
玄関の吹抜けは2階寝室からも小窓から見えて、突然の来客にも反応できます。
外観はタイル・GL鋼板の無機質な部分に、木造車庫で樋のない屋根や収納部分外壁を板貼にすることによって、伝統のある街並みに違和感なく溶け込んでいます。
又、除雪の心配を少なくするために建物中心部を折板にして無落雪構造として、車庫の屋根はカラーベスト葺の勾配を緩やかにすることによってほとんど落ちることはないように考えました。